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リハビリテーション部部長 尾﨑誠教授 あいさつ

尾﨑誠

​リハビリテーション部部長

整形外科教授

地域の基幹病院である長崎大学病院において,リハビリテーション部は急性期からの早期介入による合併症予防と早期離床,高度先進医療に伴う専門的リハビリテーションを提供しています。また,地域完結型リハビリテーションへの貢献を目標に掲げ,地域の急性期医療を担う当院において質の高いリハビリテーション医療の提供に努めています。

リハビリテーション部は専従医師を含む医師4名,理学療法士15名,作業療法士4名,言語聴覚士3名,事務員1名のスタッフで構成されています。当院でのリハビリテーションの対象は幅広く,運動器疾患(スポーツ障害も含む),循環器疾患(TAVI、LVAD含む),呼吸器疾患,脳・神経疾患,臓器移植を含む周術期症例など多岐にわたっています。2016年度の年間のリハビリテーション実施件数は理学療法44,488件,作業療法8,907件と非常に多く,リハビリテーションの新規依頼件数は5,112件で前年度比105%と年々増加しています。

脳血管疾患,心大血管,がん,運動器,呼吸器についてはリハビリテーション施設基準Ⅰを取得し,5つの専属担当グループによる診療を行っています。リハビリテーション室のみならず,ベッドサイドでも積極的な早期リハを展開しており,急性期からの積極的な早期リハビリテーション介入によって患者さんの身体機能およびADL向上を促し,平均在院日数の短縮,病床稼働率の向上にも貢献しています。また,ICUには専任理学療法士を2名配置し超急性期のリハビリテーションを行い,脳卒中ケアユニットにも専従理学療法士1名を配置し市内関連施設と共通の地域連携パスに従いながら,脳卒中医療の一翼を担っております。

リハビリテーション部では長崎大学医学部保健学科や大学院医歯薬学総合研究科とも協力しながら臨床研究にも積極的に取り組んでいます。また,患者さんの信頼を得られる臨床セラピストをめざして接遇,専門的知識の指導,評価と治療技術のあり方まで一貫したトレーニングも行っています。臨床だけでなく,研究,教育にも積極的に取り組むことで,その成果を患者さんの診療に還元したいと考えています。

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