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がんリハビリテーション

どのような疾患・障害を対象としているか?

 がんのリハビリテーションのうち、肺がんや胃がんなどの胸腹部の手術の方は呼吸器班の対象となり、原発性脳腫瘍の方は脳血管班の対象となります。
 がん班では、主に抗がん剤や放射線による治療中にベッド上にいることが長くなり、全身の筋力や持久力が低下した方や転移性骨腫瘍などによって痛みが強く、動くのが難しくなってきた方を対象としております。

治療の目的,目標,効果は?

 対象の方全員に通じる目標としては生活の質(QOL)の向上が挙げられます。実際の効果として患者さんの要望に応じて身体機能の向上や動作の指導,環境調整を行うことにより自宅退院や職場復帰など、患者さんが入院中・退院後に満足した生活が送れることが期待されます。

治療内容は?

 具体的な治療内容としては、抗がん剤や放射線の治療中であっても体調が良く積極的な運動療法が実施可能な方に対しては、筋力増強運動や有酸素運動を積極的に行ってもらい身体機能向上を図ります。
 治療の副作用や病気の進行により積極的な運動が困難な場合は、可能な範囲での運動とともに動作方法や道具の使用方法を指導し、日常生活の動作が可能な限り自立できるように介入します。
 末期の患者さんに対しても、患者さんの要望に応じて環境調整や痛みの緩和を行うことによって、満足した生活が送れるように介入します。

対象疾患内訳

 ①血液がん(35%) ②消化器がん(11%) ③呼吸器がん(8%) ④運動器のがん(8%)⑤転移性脳腫瘍(8%) ほか

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